■古[いにしえ]よりの言い伝え
ク レ プ ト ス
*<中間の地>*
未だ潜界中(笑)の世界、<中間の地>の設定ですv
その昔、大地の上に浮かぶ<遥[はる]かなる蒼の城>はそれ自体、浮遊の力を持っていた。
だがある時、<遥かなる蒼の城>の主が大地の女神に想いを寄せるようになり、 <遥かなる蒼の城>は浮遊の力を失っていった。
<遥かなる蒼の城>が大地に落ちることを心配した<古なる神々>はそれを防ぐために、 五つの大陸の上に一本ずつと<月嵐の海[クルカムーン・ラシャン]>に浮かぶ大島、 <月眠る島[クロムニナ・コア]>(現在は音のみが残って「クロムニナ島」と呼ばれている)に一本、 計六本の支柱を建て、<遥かなる蒼の城>が落ちてこないように支えているのだという。
■<中間の地>の由来<古なる神々>はこの世界のことを<中間の地[クレプトス]>と呼んでいた。
それは、<中間の地>の上空には<宙異なる所[ランド]>が存在し、 <果ての海[イース・ラシャン]>に浮かぶ<果ての島[イース・コア]>の、 今では廃墟[はいきょ]と化した神殿の地下にある<果ての扉[イース・コア]>より、 異世界へと行くことができると知っていたからである。
今では<古なる神々>は<遥かなる蒼の城>へと旅立ち、 <果ての扉>は忘れ去られ、閉ざされているけれど、 この地は未だ<中間の地>と呼ばれ続けているのである。
これは「人」のあずかり知らぬこと。
■世界基本的には閉ざされた世界。
球ではなく平面である。
遠くなると建造物や船などが見えなくなるという現象については、 空気中の成分である、<光を導くもの[ムーシエ]>の影響であることが、 「パティムーシエの屈折率」によって証明済である。
クローノ=ミュネスの描いたルカトリノ方式の地図で、海を外(ふち)へと進むと、 あるところで<果ての海[イース・ラシャン]>へとワープする。
このことより<果ての海>の名がついた、とも言われている。
※<東の果ての島[ラム・イース・コア]>はクローノ=ミュネスには発見されていないため、 普通の地図には描かれていない。
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雪山が入手している大陸地図は、アーリティア版のみ詳しいものがあります。
■太陽と月太陽と月はひとつずつであるが、夏と冬の太陽が同じものであるとは考えられていない。
兄日[ユーテ]と弟日[メルベ]と呼ばれ、兄日はあたたかさと光をもたらす弱い冬の太陽を、 弟日は暑さと激しい光をもたらす夏の太陽をさす。
■大陸五つの大陸が存在する。
北のカムスヴィア大陸、西のパムティリア大陸とゴーレニア大陸、南のメスナムディア大陸、 東のアーリティア大陸。
ゴーレニア大陸には北側のユレニア運河と南側のクジニア運河がある。
■海大まかに七つに分類されている。
北西の<日氷の海[ユーテヌン・ラシャン]>
カムスヴィア大陸とパムティリア大陸に囲まれた狭い海、<弓の海[サネリ・ラシャン]>
南西の<日炎の海[メルベガナ・ラシャン]>
パムティリア大陸とゴーレニア大陸の間の、<兄弟日の海[ユーテメルベ・ラシャン]>
中央の<果ての海[イース・ラシャン]>
北東の<月砂の海[クルマージ・ラシャン]>
南東の<月嵐の海[クルカムーン・ラシャン]>
<海[ラシャン]>の下は<小海[ラミナ]>と呼ばれている。
■支柱世界に六本あり、一般には「空が落ちて来ないように支えている」と考えられている。
支柱には、超古代文字がびっしりと刻み込まれている。さらに、 年を重ねるごとに(数百年、数千年単位)太くなっている。
現在は一回りするのに徒歩でまる一日はかかる。
■方位古代語(<>で囲まれた言葉)の読み方。
北:キッツ(K)
北北西:キッツマヤ 北北東:キッツラム
北西:キッマヤ 東北:キッラム
西北西:マキッマヤ 東北東:ラキッラム
西:マヤ(M) 東:ラム(R)
西南西:マサマヤ 東南東:ラサラム
南西:サマヤ 南東:サラム
南南西:サシャマヤ 南南東:サシャラム
南:サシャ(S)
■神様世界を構成する要素の一つ。
複数存在する。
地域によって、崇拝する対象は異なっている。
神様≠創造主。絶対的なものではない。
<古なる神々>と<新しき神々>が存在するが、 現在<古なる神々>は<月>あるいは<知識>の神であるクーリュを除いて、 <遥かなる蒼の城>へと旅立ったため地上にはいない。
■魔法「精霊(神)依存魔法」、「文字魔法」、「メルベニー魔法」が確認されている。
使用比率は、
依存魔法:80%
文字魔法:20%
といったところ。メルベニー魔法は1%にも満たない。
ただし、文字魔法はほとんどが「古代文字魔法」。
・依存魔法
一般的な魔法。精霊あるいは神との契約と、音によって力を貸してもらう。
文字を描かなくても印を結べばよいので、文字魔法より普及率が高い。
・メルベニー魔法
アーリティア大陸、ザグレート山のふもとに暮らす、カルカナの民が使える魔法。
空気中の成分であるエネルギーの源、メルベニーを自在に操る。
・文字魔法
「音」と「形」によって、力が発現する。もしくは、ある「形」は力を持っている、 という考えに基づく。
…つまり、『文字には力が宿る』という思想に基づいた魔法。
・古代文字魔法
一般に「文字魔法」と呼ばれるものは、こちらを指す。
空中に杖などで魔力を込めて文字を書き、発音して発動させる。
超古代文字魔法に比べて、含まれる成分が少ないので威力[いりょく]は劣るものの、 普及率ではこちらが上。
古代文字は<東の果て[ラム・イーリィ]>神殿を筆頭に、かなり解読されているので、 メルスリウムを用いる必要がなく、扱いやすい。
・超古代文字魔法
<意思ある鉱物>とも呼ばれるメルスリウムを媒介にして行う魔法。
超古代文字は、まだほとんど解読されていないので、 メルスリウムを使わなければ高度な魔法は使うことができない。
■クローノ=ミュネス世界的に有名な冒険者。
ルカトリノ方式の地図を描いたことでも有名。
アーリティア大陸の支柱の側に暮らす<幼き魔女>、シルベーヌ=ルカンの父親であるが、 これはあまり知られていない。
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