『世界』の世界
『世界』が傍観[ぼうかん]する世界の設定です

■大陸
 赤、青、黄、黒、緑、白の六つの国から成る。
 それぞれの国の神殿に各守護神の力を宿した神器[しんき]を祭ることで、 世界のバランスが保たれている。神器がひとつでも欠ければ、バランスが崩[くず]れ、 世界は崩壊[ほうかい]へと進む。
 北に行くほど寒いのか? というとそうでもない。
 見える太陽と月は一つ。地動説か天動説かは謎。また、気候は地域によって異なる。
簡略地図
←大陸の簡略地図。
周りには島々も存在する。


■『世界』
 世界の創造主にして世界の傍観者。
 具現化した姿は長いストレートの髪のお姉さん。ただし、はっきりと具現化するのではなく、 かなり曖昧な姿をもつ。

■守護神
 『世界』が創り出した存在。各国に一体ずついる。
 『世界』であり、同時に『世界』から独立した存在でもある。
 普段は某所で眠っている。意識体であるが、具現化可能。ヒト型もとれる。その場合、 たいてい女性型をとるが、性別は不明。 →ミニコラム。(別窓開きます)

守護神 具現化した姿 神器 司るもの
アザレア 獅子 空間・炎または冷気
スイレン 生命・水
ローレル 言葉・光
セージ 額に角を持つ獣 天秤 真偽・闇
フィル 尾の長い鳥 砂時計 時間・大地
パーシカリア 白銀色の毛並みの猫に似た小動物 回復・風

■魔法
 依存魔法。聖魔文字[せいまもじ]魔法が主。
 魔法発動には、呪文と詞[ことば]と聖魔文字の3つを必要とする。ただし、 シャーレの場合はさらに解放のコトバが必要となる。解放のコトバを唱えれば、 呪文は唱えなくても良い。

 ・呪文…世界への呼びかけ。対象となるものを特定する。
 ・詞…20の基本魔法詞と多数の作用魔法詞の組み合わせと、特殊魔法詞からなる。
     シャーレ以外の者にとっては、魔法発動の鍵。
 ・聖魔文字…『魔力』が『形』になったもの。
         力が強い(容量[キャパシティ]が大きい)者は、 聖魔文字だけで力を放つことができる。
 ・解放のコトバ…シャーレの魔法発動の鍵となっているもの。
           シャーレにより固有のものを持つ。

※基本魔法詞
赤神[アザレア] 空間[ヒース] 炎[ケロス] 冷(気)[シトロン]
青神[スイレン] 生命[ラレイ] 水[ウィリン] 氷[ウィロン]
黄神[ローレル] 言[フォルト] 光[フェンネル]
黒神[セージ] 真偽[ルーク] 闇[ディストゥル]
緑神[フィル] 時(空)[クリス] 大地[クレイン]
白神[パーシカリア] 回復[アルメリア] 風[ルーナ]

※作用魔法詞
刃[ヴァグ]、縛[ディア]、移動[パースレイ]、糸[キエン]、降臨[ルイン]、 召喚[クーリエ]、
結界[スピラ]、剣[リフィー]、矢[カズィ]…などなど多数ある。

※組み合わせの例
風刃[ヴァグ・ルーナ]、地縛[ディア・クレイン]、時糸[キエン・クリス]、
空間移動[パースレイ・ヒース]、氷矢[カズィ・ウィロン]…など。

※特殊魔法詞
自己治癒[リ・ヴァルム]、解放[リア・トゥール]、解除[ラ・トゥール]、 就眠[カイヴァ・フォーツ]、
浮遊[シャン・ルビア]、解毒[カセン・トゥール]、 幻惑[タ・ナーニャ]…などなど多数。

■名前
 長かったり短かったり個人差はあるものの、「名字」の概念は一般人にはない。
 王族の後ろの方のは身分を表す。
 例)リッチェン・チェロス・ヴァルメリア及びエルム・ドゥラン・チェロス・ヴァルメリア。
   この場合は、「ヴァルメリア」が白の王族を表し、「チェロス」が血筋を表している。
  余談。
   ルナの「クゥイン・テルナ」の「ゥ」は、「クー」ではなく「イ」にかかる。
   そして「南の果ての風」の発音は正しくは「クイン・ト・ルーナ」。
   それが訛[なま]って今の発音になったらしい。
   風精クイン・ト・ルーナに関する話もあるっちゃあるんですが(汗)。


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