あとがき…らしきもの。

 4年目にしてやっと終わりました。
 ええ、これを書き始めたのは1999年の春だったかと(汗)。
 ワープロで少しずつ書いていて、色々あって放っていて、やっと書き上がりました。
 中途半端で読ませるとかいう暴挙に付き合って下さったオフの皆様、 長い間お待たせ致しました(ぺこり)。
 「書き上げたい」と思っていた作品のうちのひとつが仕上がって、嬉しめです。
 好きな話のひとつですので

 これは目標のひとつが「きゅぅぅんとする感じ」を出す…とかいうのだったので、 BGMはもっぱら広瀬香美さんのアルバムかけてました。 何であんな心に痛いような切ない感じの曲が作れるのでしょうね(はぅ)。 あとJUDY AND MARYも少々聞いていたでしょうか。
 だから(だから?)、めさめさ甘めなお話です。
 一番初めはほっぺじゃなくて口ちゅーなハズだったんですが、雪山が無理でした(滝汗)。
 あれでも照れまくりです。「ごめん、勘弁して」って(涙)。
 主人公は「バカっぽい」子が書きたかったようです。確か。 だからいつもより、漢字表記も少なめなはずです。
 それと名前をどこまで出さずに行けるか、とかもやってましたね。
 主役の二人とも、名前を決めていません。私も、 「あーちゃん」と「飛天[ひてん]」と呼びます(笑)。

 『飛天』が出てきていますが、これはユトラシルの話ではありません。
 これは「翼姫イン墜」の前に書き始めていて、「飛天の本に〜」と企んでいたのですが、 「4ページじゃ絶対無理やって(それで収まらないだろう)」とツッコまれたため、 没になった話なのですね(苦笑)。
 もともと『飛天』は、友人・水里 真緒嬢の創られた概念(というより種族?)ですけれど、 別にユトラシルにだけ存在しているわけではないのです。
 今回の話は、設定的に、絶対ユトラシルではありえない話ですし(苦笑)。
 「翼が精神的なもの」とかいうのも、雪山オリジナルな設定でございます。
 …とかいうことで、分類はファンタジーではなく現代不思議モノです。

 では、今回もお付き合いありがとうございました。
 切ない気持ちを少しでも感じて頂ければ幸いです。
 どうか皆様に幸がありますように。

2003.1



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