終章 −南の果ての風−



星と星が廻り会い
止まった「時」が動き出す
託されし大きな願い
理解した 自らの役目
すべてを知る者の元へ
すべてを知らない者の元へ
紅い涙は雨に溶け
響くのは哀しい笑い
南の果てより吹く風は
世界を廻り 辿り着く
時は来たれり…
風は風 遥かなる時の中
留まる所を知らぬもの
廻り廻る白の天[ソラ]
白き神の見守る中
彼方へと旅立たん



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